FXを始めたばかりの時、なにを基準にしてポジションを持ったらよいのかわかりませんでした。
今のレートからなんとなく上がりそう、なんとなく下がりそう。そんな感じでポジションを持ち、負けてしまっていました。
そんな状況の方、いませんか?
そんな時はトレードスタイルをまずは決めましょう。
それではトレードスタイルを確立するための解説記事をどうぞ
スタイルって何?
時間の幅に注目して分類してみよう
トレードスタイルを決める要素の1つは時間です。エントリーから決済までの時間がどのくらいかによってトレードの種類が変わります。
エントリーから決済まで最短!スキャルピングトレード
1つ目はエントリーから決済までの時間が数分~数十分のスキャルピングトレードです。
わずかな値動きで決済するので獲得を目指すのも数pipsとなります。
狙う値動きが小さいため、長期トレードよりもエントリーチャンスは多くなります。
その分エントリーチャンスが瞬間的のため、相場を常に観察していないという面もあります。
トレードの時は1分足や5分足のチャートを見ることになります。
長期的な視点での上昇相場、下落相場といった流れは把握しつつも、その場の変動を重視するため、上昇相場でも売りエントリーや下落相場でも買いエントリーをすることは普通です。
その日のうちにトレード完結!デイトレード
2つ目はエントリーから決済までの時間が数十分~数時間のデイトレードです。基本的にその日のうちに決済するため、ポジションを持ち越すことはありません。
獲得を目指すのは数十pipsです。
エントリーチャンスはスキャルピングトレードほど多くないですが、長期視点のトレードに比べたら多いです。
トレードの時は15分足や30分足、1時間足のチャートを見ることになります。
長期的な視点での相場トレンドに注目し、買いエントリーか売りエントリーを決めつつ、5分足などの短期のチャートでエントリーポイントを探るようなスタイルです。
エントリーをするルールによっては指値でエントリーすることもあります。
長期視点での順張りトレードや、短期視点での逆張りトレードのどちらもあります。
ちょっと長めにポジションを持とう!スイングトレード
3つ目はエントリーから決済までの時間が数日~数週間のスイングトレードです。
獲得を目指すのは数十~数百pipsです。
エントリーチャンスはこれまで紹介したスタイルに比べ少なく、1週間に1度あるかないかくらいです。
トレードの時は1時間足、4時間足、日足のチャートを見ることになります。
大きな流れに乗るトレードになるので基本的にはトレンドに逆らわないトレードになります。
気長に待とう。ロングトレード
4つ目はエントリーから決済までの時間が数週間~数か月のロングトレードです。
獲得を目指すのは数百pipsです。
大きな大きな流れを見込んでエントリーするため、エントリーチャンスは多いです。というのも、ロングトレードの場合は、今日エントリールールを満たしているものが明日には満たしていないということは少なく、長期視点で買いか売りかを判断するのである意味いつでもエントリーできます。
トレードの時は日足、週足、月足のチャートを見ることになります。
当然トレンドに沿ったポジションを持つので、順張りトレードになります。
注意する点として、保有期間が長いためスワップポイントの影響が無視できません。できるだけスワップポイントがプラスになるポジションを持つのが良いでしょう。
トレンドを意識しよう
時間軸を決めたらエントリーする際に相場の流れ、トレンドに対してどのようなポジションを持つのかを考えよう。
流れに乗る順張りトレード
1つ目は相場の流れに乗って利益を伸ばす順張りトレードです。
スイングトレードやロングトレードでは必然的にこのトレードになります。
反対にスキャルピングではトレンドが捉えにくいため、順張りトレードはやりにくいこともあります。ただし、全くできないというわけではなく、大きな指標が発表されたり、重要人物の発言により方向性が明確に判断できる場合は流れに乗ることもできます。
流れの中で反発を狙う逆張りトレード
2つ目は相場の流れが過熱した際の調整を狙う逆張りトレードです。
レートというものは一方向に動き続けることはまれで、上がりすぎれば下がりますし、下がりすぎれば上がります。
上げ下げを繰り返すことで方向感をもって動くのです。
その調整を狙って、上昇相場なら売りエントリー、下落相場なら買いエントリーを持ちます。
大きな流れに逆らうため、狙う利益は大きくありません。たまにトレンドの転換点をピンポイントで抑えることがあり、その場合は大きな利益を得ることもあります。
まとめ
・トレードをする時間軸を決める
スキャルピング、デイ、スイング、ロング
・トレンドに乗るか、乗らないかを決める
順張り、逆張り