FX インジケーター

FXテクニカル記事:移動平均線の見方、活用手法を解説

✓移動平均線って聞いたことあるけどどんなものなの?

✓移動平均線をどのようにトレードに活用するの?

そんな疑問を持っている方に読んでいただきたいです。

この記事では

✓移動平均線ってどんなものか

✓トレードでの活用手法

について解説しています。

最後には過去相場で検証した記事も紹介しているのでそちらも見てみてくださいね。

 

移動平均線ってどんなもの?2種類覚えておこう!

移動平均線はトレンド系インジケータ―の1つ

移動平均線は・・・

✓一定期間の終値の平均値をつなぐことでできる折れ線グラフ

✓チャートに重ねて表示してトレンドを判断するトレンド系インジケーター

移動平均線を表示する時は、平均値をとる期間を設定します。

下の図は、日足チャートで期間を21(赤)と75(青)と200(緑)に設定した時の移動平均線の例です。

赤は過去21日間、青は75日間、緑は200日間の終値の平均値をつないでいます。

期間はローソク足の数なので、4時間足チャートの場合は、赤は4h×21=82h=3.5日の平均となります。

自分がどの時間軸のチャートで表示しているかに注意しましょう。

移動平均線は2種類覚えておこう!

いくつかの種類がありますが、2種類覚えておきましょう。

1つ目:単純移動平均線

Simple Moving Average : SMAと記載されることもあります。

設定した期間の終値を全て足して、本数で割ることで平均値を算出します。

期間を200に設定した場合、直前の終値と200本前の終値の重みは同じです。

・昔のレートよりも最近のレートの方が重要なのでは?

・トレードに活用する時に直近の値動きをより重視したい

そんな方は2つ目を使うといいかもしれません。

2つ目:指数平滑移動平均線

Exponential Moving Average: EMAと記載されることもあります。

直近の終値を重要度「大」とし、昔の終値を重要度「小」とすることで、より直近の値動きを重視した移動平均線となっています。

計算式は調べてみてください。

SMAとSMEを比較してみると?

SMAとEMAで比較すると下図のようになります。

ドル円4時間足チャートで期間は21。実線がSMA、点線EMAです。

EMAの方が直前の値動きをより早く反映していることがわかると思います。

トレンドに沿ったトレードをする場合、トレンド転換のタイミングでエントリーすることになりますが、

EMAの方が、より早いタイミングでトレンド転換をキャッチできると言えます。

ただし、一過性のトレンド転換もキャッチしてしまう可能性もあり、一長一短です。

移動平均線の活用手法を解説。トレンドを見極めよう!

トレンドは相場の方向性のことで、上昇傾向か下降傾向か、またはどちらでもないか(レンジ)、相場の状態のことを指します。

移動平均線を活用し、トレンドを判断する手法について解説します。

トレンドの見極め方法。傾きとクロスがポイント!

トレンド見極めは移動平均線の傾きで判断します。

右肩上がりならば上昇トレンド、右肩下がりなら下降トレンドです。当たり前でしょと思うかもしれませんが、これだけです。

ただし、傾きに短期、中期、長期と異なる時間軸の視点を加えることでより信ぴょう性を高めることができます。

上昇トレンドの判断基準

トレンドが上昇傾向であると判断するポイントは長期、中期、短期的なトレンドが全て上昇傾向であるということが挙げられます。

図はドル円の日足のチャートです。

短期SMA(21SMA:赤)、中期SMA(75SMA:青)、長期SMA(200SMA:緑)が全て右肩上がりで推移しています。

すなわち、短期的、中期的、長期的すべての視点で上昇トレンドであるといえます。

この状態に加えて、下から長期SMA、中期SMA、短期SMAで並んでいるときはより強い上昇トレンドと判断できます。

このような相場は、トレンドに乗って利益を伸ばせる可能性は高いといえるでしょう。

上昇相場のシグナル「ゴールデンクロス」

相場が上昇トレンドだと見極めることができても、いつ反転するかはわかりません。

利益を上げるためにはトレンド初期でエントリーする必要があります。

そこで上昇トレンドの始まりを示すシグナルとなるのがゴールデンクロスです。


図はドル円の日足のチャートです。

短期SMA(21SMA:赤)が、中期SMA(75SMA:青)、長期SMA(200SMA:緑)を下から突き抜けて上昇傾向に動いています。このように短期線が中期、長期線を下から上に突き抜けたポイントをゴールデンクロスといい、上昇トレンドの始まりと判断できます。

下降トレンドの判断基準

下降トレンドの見極めは上昇トレンドの見極めの応用です。

短期、中期、長期SMAが右肩下がりであれば下降トレンドと判断できます。

この状態に加えて、上から長期SMA、中期SMA、短期SMAで並んでいるときはより強い下降トレンドであると判断できます。

 

下降相場のシグナル「デッドクロス」

 

 

デッドクロスはゴールデンクロスの応用です。

短期SMA(21SMA:赤)が、中期SMA(75SMA:青)、長期SMA(200SMA:緑)を上から突き抜けて下降傾向に動いています。このように短期線が中期、長期線を上から下に突き抜けたポイントをデッドクロスといい、下降トレンドの始まりと判断できます。

まとめ

✓移動平均線は2種類覚えておこう!「単純移動平均線SMA」「指数平滑移動平均線EMA」

✓トレンドは短期、中期、長期視点でとらえよう!

✓トレンドの判断は線の傾きでとらえよう!

✓トレンドの始まりはクロスに注目しよう!「ゴールデンクロス」「デッドクロス」

いかがでしたでしょうか?移動平均線がどのようなものかを解説しました。

それでは実際のトレードで活用した時に勝てるのかを検証してみました。



実際に移動平均線を用いて勝てるのか検証をしてみた記事はこちら

FX検証記事:移動平均線でトレンド順張りトレード【まとめ】

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