結論を先に述べます。勝率が高いとは言い切れませんでした。
以下に条件や詳細結果を記載したので読んでみてくださいね。
移動平均線を使って順張りトレードで勝てるのか検証してみた
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FXテクニカル記事:移動平均線の見方、活用手法を解説
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今回のコンセプト:ゴールデンクロス・デッドクロスをシグナルにしてトレンドを判断
ゴールデンクロス・デッドクロスをトレンド開始のシグナルと判断し、トレンドに乗ってトレードすることで勝てるのかを検証しました。
エントリー条件と決済条件
・使用インジケーター
単純移動平均線(SMA) 期間:短期21、中期75、長期200
・エントリー条件
ロングエントリー:短期が中期or長期の上にある方とゴールデンクロスした時
ショートエントリー:短期が中期or長期の下にある方とデッドクロスした時
・決済条件
短期が中期or長期に触れた時
アメリカドル円の場合
・使用通貨:アメリカドル円
・対象期間:2019年1月1日~12月31日
・時間足:4時間足
・エントリー回数:20回
・合計損益pips:▲783pips
・勝率:25.0%
・最大益pips:128pips 平均益pips:65.8pips
・最大損pips:▲221pips 平均損pips:▲74.1pips
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FX検証記事:移動平均線でトレンド順張りトレード【ドル円】
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ユーロ円の場合
・使用通貨:ユーロ円
・対象期間:2018年1月1日~12月31日
・時間足:4時間足
・エントリー回数:18回
・合計損益pips:▲551pips
・勝率:38.9%
・最大益pips:314pips 平均益pips:106pips
・最大損pips:▲293pips 平均損pips:▲113.9pips
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FX検証記事:移動平均線でトレンド順張りトレード【ユーロ円】
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結果を受けて
結果として利益を生むことができなかった。
要因はトレンド判断が実際のレートの動きから遅れるからと考えられる。
例えば・・・
・エントリー時がトレンドの底で、すぐにトレンド転換
・トレンド転換から決済条件を満たすまでに含み損となる
上図の通り、一度含み益を生じているが、決済条件を満たした時点では損失に転じてしまっている。
これらのことから決済条件の見直しが必要であると判断し、再検討した。
決済条件を見直してみた
エントリー条件と決済条件(改)
・使用インディケーター
単純移動平均線(SMA) 期間:短期21、中期75、長期200
・エントリー条件
ロングエントリー:短期が中期or長期の上にある方とゴールデンクロス + ローソク足が短期より上にある時
ショートエントリー:短期が中期or長期の下にある方とデッドクロス + ローソク足が短期より下にある時
・決済条件
ローソク足が短期を突き抜けて閉じた時
アメリカドル円の場合
・使用通貨:アメリカドル円
・対象期間:2019年1月1日~12月31日
・時間足:4時間足
・エントリー回数:19回
・合計損益pips:▲101pips
・勝率:31.6%
・最大益pips:81pips 平均益pips:34.7pips
・最大損pips:▲53pips 平均損pips:▲23.8pips
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ユーロ円の場合
・使用通貨:ユーロ円
・対象期間:2018年1月1日~12月31日
・時間足:4時間足
・エントリー回数:17回
・合計損益pips:414pips
・勝率:47.1%
・最大益pips:190pips 平均益pips:98.1pips
・最大損pips:▲68pips 平均損pips:▲41.2pips
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条件修正の結果は?
・決済条件を早めることでpips幅が縮小
・負けトレードが早めの利確により勝ちトレードに
・損切の判断が早まったことで損失を抑制
・勝率アップ
まとめ
今回の検証の特徴は・・・
・トレンドに乗るトレード手法は移動平均線でも可能
・トレンドの判断が実際のレートの動きよりも遅い
・一度は含み益となるが、決済条件を満たす頃には含み損となっている
決済条件を見直すことで・・・
・決済条件を見直したら勝率アップ
・ただし安定的な手法とは言えない
いかがでしたか?
今回の検証では必ずしも有効な手法とは言い切れませんでした。
皆さんも、トレード前に検証を行うことで「勝てるトレード」に少しでも近づくようにしましょうね。